トップページ>展示案内>過去の展示>県下の空襲T

県下の空襲(T)展

見下ろす眼・おびえる顔
リト・モザイク(静岡市街地)
リト・モザイク(石版集成図)の一部 (提供:工藤 洋三 氏)
爆撃中心点を中心に半径1.2kmの円が描かれている。
爆撃中心点をめがけて爆弾が投下された。半径1.2kmの円内に爆弾の半量が投弾すれば、市の主要部分は壊滅すると計算されている。

米軍報告書によると、
6.19静岡大空襲のターゲットは
『市街地』
爆撃中心点は
『呉服町と本通りの交差点』
でした。
静岡・浜松・沼津・下田・島田の5都市について、米軍報告書が語る「空からの戦争」と、「地上の戦争」の実相を、以下の資料を中心に展示します。
静岡 市街地の66%を焼失
B29が撮った爆撃前・中・後の写真、焦土のビデオ、防空監視隊資料など
浜松 焼夷弾と艦砲により焼夷率77%
アメリカ軍による写真・ビデオ、艦砲の破片、市戦災史資料、空襲画など
沼津 全国第2位の焼夷率89.5%
アメリカ軍による写真、焼夷弾など
下田 輸送基地・特攻基地が目標だ
太田聴雨のスケッチ、焼夷弾の破片
島田 原爆投下訓練・島田の空襲
模擬爆弾(パンプキン爆弾)の破片
日本軍による中国、アメリカ(風船爆弾)への空襲


期間/
会場/
1999年4月23日〜8月29日
旧静岡平和資料センター


アメリカ軍が撮影した写真・映像を入手
日本を空襲する真に、アメリカ軍は徹底的に情報を集め、綿密な計画の下に実行。結果を評価し、データとした。 一方、対する日本には、24時間、空を見上げてアメリカ機の情報を司令部に伝えていた防空監視隊がいた。青年学校生と若い女性の命がけの仕事も、アメリカ軍の圧倒的な物量と技術の前には無力だった。静岡市や他都市のみなさんの証言より、防空監視についても同時に展示する。
現在、米軍報告書、写真など、膨大な資料の機密が解除され、50数年前の作戦の一端を知ることができる。
展示室のようす
静岡市の空襲の展示コーナー 浜松市の空襲の展示コーナー
静岡空襲のコーナー 浜松空襲のコーナー

展示に際し、下記の方々にご協力いただきました。
浜松市博物館/浜松市立中央図書館/沼津市明治資料館/島田市博物館/島田市/下田市・島田市・静岡市・新居町のみなさん

主催/静岡平和資料館をつくる会
後援/静岡市・静岡市教育委員会