1945年、アジア・太平洋戦争が終結したにもかかわらず、在満日本軍人・満蒙開拓団・青少年義勇軍・看護婦など60万人余の人たちが、旧ソ連軍によってシベリアを始めとする旧ソ連やモンゴルへ強制抑留されました。
酷寒の地で乏しい食糧と疫病が流行する劣悪な生活環境のなか、過酷な労働に従事させられ、生き地獄さながらに6万人余の方が亡くなりました。
今回は、静岡市在住の海野幸正・山梨一夫・故小和田光氏(いずれも抑留体験者)のご協力も得て、体験を物語る絵画や資料等を展示します。改めて戦争の悲惨さ、平和の尊さに思いをはせていただければ幸いです。
展示場の様子
展示された資料(一部)
【@左上:1992年6月3日付讀賣新聞。A中上:手製の火打ち石。B右上:手製の麻雀牌。C左下:手製の靴下。D中下:手製の将棋駒。E右下:日本文字で「五千個ハ絶タイニ作ラナイ」と刻まれたレンガ。シベリア鉄道のティルマ駅舎解体の時に発見され、ロシア慰霊訪問団に手渡された。】
ページの先頭へ戻る