戦後80年展示「私たちの街の戦争と空襲 ーそして、今」展が終わりました

8月13日(水)より17日(日)に市民ギャラリーにて10年ぶりの大規模な展示を静岡市、静岡市教育委員会との共催で無事行うことができました。ご来場くださった皆様ありがとうございました。また、ご協力下さった皆様に感謝申し上げます。5日間で千人以上の方が展示をご覧くださいました。皆さん熱心に展示物を見、話を聞いていらっしゃいました。中には「昨日だけでは全て見ることができないので今日も来ました」とおっしゃる方も。アンケートでも、平和に対するお一人お一人の熱い想いが伝わってきました。そのうちのいくつかを載せさせていただきます(QRコードからも多くの回答をいただきました)。

●終戦の2年前に生まれ、戦後の事は概ね記憶にあるが、さらに個人的学習により益々平和の重要さを痛感した。今後もこの活動を若い世代に伝えていってもらいたいと感じた。(80代)●戦争に正義はないのに、どうして今、世界で戦争が、核兵器が…悲しいです。(中略)資料をよく保存され、伝えられて涙が出ます。ずっと続け広げて下さい。(70代)●最後の「みんなが右を向いている中ひとりで左を向けるのか」というコメントがとても印象に残りました。今も昔も同調圧力による恐怖があると思うとぞっとしました。(高校生)●異なる意見や考えを許さない社会、国は道をあやまる、と感じました。また、さまざまな資料の向こうにアジアの国、人びとの辛い被害があることも感じ、忘れてはならないと思いました。(70代)●説明をして下さりとてもわかりやすくさらに理解することができました。ただ悲しい出来事だけでなく、生きることの大切さも感じました。(50代)●今までは静岡においての戦争の被害とかあまりわかっていなかったので、この展示を通して自分の地域にもあったんだなとか身近に感じることが多かったり、戦争は関係ないという意識が減った。(高校生)●この会場で学徒動員の展示を拝見し、父親の話していたことが理解でき大変良かったです。生前にもっと話をしっかり聞いておくべきと後悔しています。(50代)●別れの記念写真を見た時に、この方達はどういう気持ちで送り出すのか、これが最後になるかもしれないなど色々考えていたら涙が溢れてきました。今日見たものを家族に話して戦争について考えられたらなと思います。(高校生)