桜井豊八・鎌三・豊三　三代の戦争

〇西南戦争　国内（九州）で戦う

　1876年（明治9）3月、陸軍省より東京鎮台常備軍に3か年の服役を命ぜられ、4月、東京の歩兵第1連隊第2大隊第3中隊に入隊。1877年2月に起きた西南戦争に従軍し、「萬扣（よろずひかえ）」と表紙に書かれた「手記」を残しました。これによれば、1877年3月18日に東京を出発し、神戸から船で長崎に渡り、3月28日から戦闘に参加、黒田清隆（1884年に、伊藤博文の後の2代首相となる）を護衛するなど、九州各地を転戦、8月15日堂ノ坂で、銃弾を受け負傷。その後は戦列を離れ病院に入った後、東京に戻っています。
　1879年4月、上等兵で満期除隊し、後備兵となり、再び農業に従事。1882年10月に、むらさんと結婚します。

〇日露戦争　清国で戦う

　1902年（明治35）12月1日から1905年11月30日まで、第3師団、歩兵第34連隊第2中隊（静岡市）の歩兵となります。日露戦争（1904年2月～1905年9月）に上等兵として従軍し、「野戦日記」を残しました。これによりますと、1904年3月26日に静岡を出発し、4月20日に宇品港（広島）を出航。5月5日から8月まで、清国内でロシアと戦い、病気となり、帰国し、第34連隊に帰隊したことが分かります。
　1905年12月満期除隊後予備役となり、郷土で再び農業に従事します。また1920年（大正9）2月には帝国在郷軍人会（1910年創設された退役軍人の全国組織、戦時の動員に即応できる在郷軍人の軍事教育を目的とした）の大谷村分会の副長となりました。

〇日露戦争　清国で戦う

　1902年（明治35）12月1日から1905年11月30日まで、第3師団、歩兵第34連隊第2中隊（静岡市）の歩兵となります。日露戦争（1904年2月～1905年9月）に上等兵として従軍し、「野戦日記」を残しました。これによりますと、1904年3月26日に静岡を出発し、4月20日に宇品港（広島）を出航。5月5日から8月まで、清国内でロシアと戦い、病気となり、帰国し、第34連隊に帰隊したことが分かります。
　1905年12月満期除隊後予備役となり、郷土で再び農業に従事します。また1920年（大正9）2月には帝国在郷軍人会（1910年創設された退役軍人の全国組織、戦時の動員に即応できる在郷軍人の軍事教育を目的とした）の大谷村分会の副長となりました。

1855年5月9日―1908年2月1日

1882年3月19日―1947年5月7日

1915年1月21日―2003年2月7日

　内容は「入金記録」「中隊の死者・負傷者の記録」「明治10年3月18日から11月11日までの従軍日記」。
　日記の中には本陣で黒田清隆の護衛を務めたことなども記されている。
　　　　（桜井豊彦さん寄贈）

（桜井豊彦さん寄贈）

（桜井豊彦さん寄贈）